担当の先生から説明を待つ間に
担当の先生からの説明の内容はこれまでの状況を考えれば十分に想定
できること。
正直、やはりだめか、近い将来にやってくると覚悟はしていた。
それ以上に衝撃的だったのは母の言葉だった
「私はもう1,2ヶ月しか生きられないと思う。いろいろありがとう。」
それを言われた瞬間、何も言えなかった。
涙が止まらなかった。ハンカチで涙を拭い、高ぶった自分の気持ちを
抑えるのに必死だった。
なんとか、担当の先生から説明を受ける時には落ち着いて、現状と
これからのことに対しては冷静に淡々と話しをしてその場は終了。
ただ、帰宅して一人で、いろいろ考えだしたら涙が止まらなかった。
これからやれることはほぼ決まっているのに、何もできないことへの
こみ上げてくる虚しさは辛かった。
ふと、他のことに没頭することで気持ちを抑えられる時間はありつつも
思い出してまた辛くなる繰り返し。
これまで、母が退院した日の夕食は病院では絶対食べられない寿司
(毎度、すぐに買ってこれるスーパーのですが)
それを美味しそうに食べる母。
もう2度とできないんだなと考えただけで涙が溢れてきます。
食欲がないわけではなく、それなりに食べてはいる。
でも、ご飯(コメ)を食べたいと思う気持ちになれない。
あれから10日以上コメを食べられていない。
私自身の覚悟がまだまだ足りないのかもしれない。