3月31日
とうとうこの日がやってきた。前の週の予告はあったが、想定していた
通りの主治医からの積極的な治療から緩和治療への移行するこの説明。
後期高齢者の母の年齢、体力を考えれば納得をせざるを得ない判断。
家族としては受け入れるほかない。
いわゆるガン治療をサポートしてくれた「チーム『私の母』」は解散となった。
病院の主治医、担当医、病棟の看護師、退院時の訪問看護師が一丸と
なってサポートしてくれていたチームは役割を終えた。
昨年6月にガンが見つかり闘病生活に入った母親。
これまで、抗がん剤の治療、開腹手術での患部摘出。と順調に進んでいた。
昨年末くらいは「よくなってるし、もしかして治るのじゃないか」とも思えた。
しかし、年明け1/20すぎくらいから、食事をしても吐いてしまい、食事ができ
ない日々が続き、予定していた1/31の病院の外来へ行くと予想通り、即入院。
食べられなくなった原因は腸閉塞。
腸閉塞になった原因は開腹手術の影響と腹膜にできているガンの影響。
抗がん剤でガンを抑えられれば腸閉塞を改善できるのではという期待も
抗がん剤が効かず、他の治療方法もないということで終了。
父親も大腸ガンで亡くなったが、末期ガンの余命宣告まであったのに一時は
元気になって何不自由なく普通に過ごせていた。
しかし、体調が悪くなり再入院してからはどんどん状態は悪くなり約3ヶ月
で亡くなった。
改めて、ガンという病気は完全に治癒するまでは油断できない。
もちろん、治癒しても5年後に再発ということもあるから油断できない。
これからは訪問診療医をリーダーとする緩和医療のサポートチーム結成
され、近々母は自宅に戻って来る。
心強いのは、近所に住む母の友人達が母に寄り添ってくれること。
家族としては母が心穏やかに最期の日を迎えられるようにやるしかない。