いきなり病院からの呼び出し

母の入院から帰宅。

これから、どんな準備が必要なのか ちょっと考えることを整理しようと

思いつつもぼーっとしていた時間に携帯がなった。

病院からである。

もちろん、悪い方の話であるのはあきらか。。

 

すぐに病院に来てほしいということである。

脈拍や呼吸レベルが低く、今後のことについて主治医からの説明もあると

いうことだった。

 

すぐに病院に行くことにした。

病室に行くと呼吸レベルが低いということで口と鼻を覆う酸素マスクをしていた。

意識はあるようで話はできた。

病室にいると夜勤の看護師さんが母に挨拶しにきてくれた。本日は母の担当では

ないということだが、母が入院したと聞いてわざわざ病室まで来てくれた。

ネームプレートを見ると母から聞いたことのある名前の看護師さんだった。

 

その後、主治医の先生から説明があるということで別室に呼ばれた。

先月まで入院していたときの主治医の先生だった。

命を助けることを積極的に行うのではなく、より痛み苦しさが少ない形で最期

を迎えられるような医療行為をしますと言う説明と

母本人に代わって、承諾のサインを求められた。

もちろん、サインをした。

母が言っていたのは「病院で最期を迎えたい(これまでお世話になった病棟で)」

ということだったので、GW開けすぐに入院をOKしていただいただけで母の

希望は8割くらいはかなったようなもの。

 

ただ、主治医としては3週間くらい間があいてしまったので今後の見通しと

方針を決めるためにも少々状況を見させてほしいということだった。

状況がわかってくると余命あとどのくらいと示せるかもしれない。ということ

だった。

 

ただ、これはあくまで私の勝手な思い込みですが

・痛み、呼吸が苦しいことの緩和のためにモルヒネ系の薬剤を使用

・鼻・口を覆う酸素マスクを使用

・寝たきりになってしまうことを想定しておしっこ用の管をいれる

 

完全に、入院初日から一気に3段階レベルアップ。

いつ最期の日がきてもおかしくないとなったのだと思った。

 

なぜなら

大腸がんで亡くなった父の最後の3週間くらいと同じだと思った

からである。

 

今日、入院するに当たって、花の好きな母は我が家で咲いている花を持って

いきたいということになった。

ちょうど咲いている2,3種類を持って行ったのであるが

母の思いは自分の病室に飾って自分で見たいのではなく、同じ病棟に入院している

他の患者さん、看護師さん達に見てもらいたいと思っていたのである。

 

そういうことであれば、私はお見舞いに行く前に家の周りを見てまわって、

ちょうど持っていけそうな花がないか探して持って行こうと思う。

それで、母が少しでも喜んでくれるのあれば。